HAIR MAGAZINE  Last updated : 03/02/01

ヘアモード MARCH.2003.No.516 ©女性モード社

New Comer
新人デザイナーの登竜門・ニューカマー

河津亜紀子・NIFTY auzz

カット、パーマ、カラーとありますが、カットが一番神経を使う部分です。
 西浦栄一さんが経営している「NIFTY」は、熊本市内に3店舗を構え、女性たちから高い支持を集めているサロンである。河津亜紀子さんは、2002年11月号のNEW COMERにご登場いただいた若松剛さんが店長を務める「NIFTY auzz」で勤務し、数少ない女性スタッフのリーダー的存在として頑張っている。そして中学生の頃、同級生の髪をセットしてあげたことがきっかけでこの世界に足を踏み入れる。
「周囲の友達から美容師になったらと言われて真剣に考えるようになりました」
 恐らく彼女は、言われたことを純粋に判断する人なのだろうそして、決めたことはとことん突き詰めて考えていく人なのだ。
 聞くところによると、今回の作品のテーマは"ユニセックス"である。そして写真は、モノクロで撮っている。モノクロは、一歩間違えると、郷愁感だけに訴えるような作品に陥りやすい。しかし河津さんの作品は、しっかりとした自己主張がされている。何故か? それは質感の扱い方が上手く表現されているからである。質感はご言わぱへアの表情みたいなもの。今回もその表情がしっかりと前面に出ている。モデルの個性と質感がちやんと合致しているのである。
「テクニックとして、ボブをべースに全体的にピンパーマをかけています。毛量調整もほとんど毛先だけです」
 ユニセックスがテーマといっても、このへアスタイルをそのまま男性に変えても似合う人はまずいない。やはり、質感もフォルムもこのモデルのことを一番に考えてつくられたデザインなのだから。
 「カット、パーマ、カラーとありますが、カットは一番神経を使う部分です。土台がしっかりしていないと、デザインもすぐ崩れてしまいますからカットする意味がなくなってしまいます。また素材としても、見極めていないことになりますから。パーマとカラーは、個性をいっそう引き立てるための表現方法の一つと考えています」
 カットを重要視している河津さん。これまでの作品は、質感を魅せるスタイルが多く、そのための技術は申し分なかった。今度はフォルムを魅せるスタイルにも期待したくなる。

Hair Design & Make:河津亜紀子
Photo:白木世志一


「ヘアモード」MARCH.2003.No.516より転