HAIR MAGAZINE  Last updated : 02/06/01

ヘアモード JULY.2002.No.508©女性モード社

イズムからの発信 Vol.1
ism

丸みのあるフォルム
NIFTY(熊本県熊本市)
今、気になるヘアトレンドのキーワードは?
流行を予測しながら、半歩先のサロンヘアを提案する新連載。
今月号の登場サロンは、NIFTYです。

 丸いフォルムの象徴的なスタイルと言えば、マッシュルーム。頭の丸みに沿って放射状に引き出し、アウトラインにグラデーションで丸みをつけ、シルエットもアウトラインもラウンドにすることで、可愛らしさを表現することができます。
 このようなデイストを、この春夏打ち出している西浦榮一さん経営のNIFTY(熊本市内で3店舗展開)では、「ラウンドフォルムと表情のディスクローズ(明らかにすること)」をテーマにしたヘアデサインを、サロンでお客様に提案しています。
 これまでの軽さや動きのある質感重視のヘアデサインではなく、丸いシルエットと顔まわりの開放感を持つ、明確なラインによるフォルムを提案していきたいというねらいからだそうです。
 今回紹介するどのヘアデサインも、丸いシルエットと、短めに設定された顔まわりのラインが特徴的です。顔まわりを隠さず、出すということで「自分の意志をはっきり持ったスマートな女性像」を表現しています。それだけに、似合わせがとても重要。そのポイントは、フォルムコントロールとフェイスラインの縦と横の比率のバランスだとか。縦長ではなく、丸い方が可愛らしく見えるので、バンクを短くし、こめかみ付近の髪を削り、横を広く見せるように提案しているそうです。
 以上のようなコンセプトから、NIFTYが提案する『丸みのあるフォルム』の数々を紹介します。

顔まわりのラウンドのラインが、
象徴的なマッシュルーム。

ヘアデサイン=吉木紀之

鼻の頭から前王がりのラインを設定。こめかみからやや上の前髪をラウンドにカット。さらに、サイドのフェイスラインにつなげたラインを形成。フォルムの丸みを強調するために、衿足からグラデーションで、ぼんの窪の上にボリュム感を出した典型的なマッシュルーム。そして、シルエットとフォルムのバランスを整えるために、トップには、レイヤ状のスライドカットを施しています。

毛先のカール感が、
柔らかさと丸みを強調。

ヘアデサイン=山本実世

耳上の平行ラインでツーセクションラインを設定し、アンダーセクションは、スライドカットで軽くしながら表情をつけ、オーバーセクションは、重さを残しながら、毛先だけセニングで軽さを出します。フェイスラインは、顔の表情を出すために、短めにカット。しかし、モデルさんのクセを生かして、毛先のカール感を出したかかったので、短くカットしきないことがポイントです。

一定の毛流れによる、
アシンメトリィの表情。

ヘアデサイン=吉木紀之

口角から前上がりでカットし、グラデーションでフォルムを形成。トップにはレイヤーを入これスライドカットでさらに表情をつけます。眉の長さで前髪とサイドをつなげて、ラウンドにカットした後、前髪だけを取り出して、こめかみより少し前から切り込み、ラインにズレをつくります。それによって、右巻きの一定の毛流れによる、アシンメトリィのバランスを強調しています。

メイクアップ=河津亜紀子
写真=白木世志一


「ヘアモード」JURY.2002.No.508より転載